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エフェクターを作ろう(ケース編)
ケースを選定する際には中に入る基板のサイズ、SWやポットなどの数でおおよそが決まります。
おすすめは高さのあるアルミケースです。
高さがあると内部で部品同士が干渉してしまうことを回避しやすくなります。
小さなケースになんとか収めたくなる気持ちはわかるのですが、余裕を持った大きさのケースで作るほうが圧倒的に楽です。
個人的にはHAMMONDの1590BS(60×112×42)や1590S(82×111×44)の2つをよく使います。
絶対になければならない訳ではありませんが、型紙があったほうが楽に進められると思います。
この型紙を作る際に各部品のサイズを測っておけば、内部での部品干渉は避けられますし、ポットにつまみを付けてみたらぶつかったなどの事故も防げます。
この型紙を印刷して、ケースに貼って、穴位置にポンチを打てばケガキなどの必要もないです。
写真ではイラストレーターを使っていますが、Excelなどでも十分です。
型紙作るついでにケースに貼るシールのデザインも作ってしまうと面倒が減ります。
別にシールとか貼らなくても自作感があっていいと思います。
ケースには穴あけの加工が必要になりますが、だいたい必要そうな道具を並べてみました。
電動ドリルは最安で準備するならホームセンターで1,000円くらいで売っていますが、今後たくさん自作するならちゃんとしたの準備したほうが楽です。
(1,000円ドリルは3つ目の穴あたりから熱をもちました)
ポンチは穴を空ける際にくぼみをつけて、穴位置がずれないようにするために使うものです。なんなら釘とハンマー的な何かでも代用可能です。
多段階ドリルビットはさまざまなサイズの穴あけが1本で済むのですごく楽になりますが、アルミケースごときはリーマーだけでもいけます。(大変ですが)
空ける穴は一番小さいもので3mmのLED、LEDホルダー付けると6mmです。
ポットはだいたい7mm、ジャックが9mm、フットSWが12mmです。
DCジャックは私が普段使っているものは9mmですが、ものによっては12.5mmものがありましたので要注意です。
やすりは穴あけ後のバリ取りに使っていますが、リーマーでも十分バリは取れます。
シール等を貼るのであれば穴を空けた後に切子などをきれいにしてから貼りつけますが、思わぬところに穴位置が来てしまわないよう注意が必要です。
最初から穴加工済みのケースを買うのもいいのですが・・・・
融通が利かないのが難点です。
せっかく自作するならケースから選定して作ってしまうことをおすすめします。